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今日の雑記
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私生活の終わり。小説『1984年』の世界はとうの昔に過ぎ去った ―Uğur Becerikli

カメラ監視社会

2022年12月29日 28日付のtrthaber.comの話題(筆:Uğur Becerikli)による― 携帯電話は1秒間に2回の位置検出をする傍らで、運転する車には移動の記録が、買い物に使うカードには食生活の記録が、歩く街には何月何日何時にどこにいるかが記録されます。ジョージ・オーウェル著者がその小説『1984年』で想像したような(ファジー監視)社会は、もうとっくに終わっているのです。

人は誰もが自分のプライバシーを気にし、自分以外には知られたくないと思うものですが、科学技術が発達した現在、個人情報はすでに歴史上のものとなっていて、モバイル機器、使用する車、支払いに使うカード、歩く道まで、あなたの行動のほとんどすべてを見ることができます。

イギリスの文学作家ジョージ・オーウェル氏は、1949年に発表した小説「1984」で、当時の世相を描き、プライバシーのない未来について語りました。

1984年ではありませんが、1990年代以降に人間の生活に入り込んだモバイルテクノロジーは、個人のプライバシーをほとんど排除してしまいました。

現代人にとって、モバイル端末はなくてはならない存在であり、携帯電話、スマートウォッチ、タブレット端末などのデバイスは、ほとんどの人が手にすることができますが、これらの機器がGSM(汎ヨーロッパデジタル移動通信システム)に対応している場合、基地局からの信号を1秒間に2回受信することになり、これにより、ユーザーの位置は1秒間に2回、約50mの誤差で確認することができます。

また、モバイル機器にはマイクやカメラが搭載されているため、音声や映像を記録することもできます。さらに、インターネットに接続されていれば、GPSなどの技術により、その位置や歩数までも検知することができ、それは階段の昇り降りや転倒したことさえも検知することができるのです。

これらに加え、モバイル端末のアプリケーションでは、利用者の趣味や支出、接触している人やグループ、好きな映画や音楽などを検知することもでき、これらのデータを処理することで、その人に関する膨大なデータが浮かび上がり、モバイル端末を持った人が迷子になるようなことは、少なくとも地球上ではほぼ不可能になりました。

これまでモバイル端末で利用可能だった追跡技術のほとんどが、自動車のGPSなどの位置決定技術に応用され、モバイルインターネット接続やバーチャルアシスタントに追加されています。

このような高度な技術を搭載したクルマで移動する人に、どこからどこまで、どれくらいの時間をかけて、どの停留所で、誰と移動し、道中でどんな音楽を聴くかに関して、もはや秘密などありません。

個人のプライバシーを排除する驚異な技術的のひとつが、ショッピングで使うATMカード、クレジットカード、お食事カード、トラベルカードでしょう、これらのカードや決済システムは地球規模で展開しているために、例えば「川尻」のユーザーが沖縄で「ちんすこう」を買うと、上海の銀行センターからそれが見えるのです。

NFC(近距離無線通信)や非接触型決済、QRコードなどの技術が普及し、現金の使用量が減る一方で、個人情報も同じ速度で消滅しています。

携帯端末を持たず、インターネットに接続できない環境であっても、隠れることはできません。その主な理由のひとつは、都市生活がよりテクノロジー化したことです。

街路、大通り、広場を常時監視しているモバイル電子システム統合のカメラ、そしてショッピングモールや店舗、警備が必要な建物、さらにはほとんどのマンションに設置されている防犯カメラにより、人は意識していなくても一日中ビデオ撮影にさらされているのです。

技術の発展により、航空会社、列車、バスの記録がオンラインで見られるようになりました。さらに、ホテルなどの宿泊記録もオンラインで管理されています。つまり、どこに行っても、どこに泊まっても、あなたのプライバシーを隠すことはできないのです。

モバイル機器も、インターネットも、ブルートゥースも近距離無線通信も、カメラもないとしても、完全に見えなくなる方法は残念ながらありません。

その最大の理由は、地球を周回する人工衛星の、この何百もの衛星が地表からの画像を継続的に関連する公的機関や商業顧客に送信していて、さらにこの衛星が撮影する画像の解像度が大幅に向上したため、数千メートルの上空から人の腕にある腕時計の時針と分針をはっきりと見ることができるようになったからです。

個人情報の保護は科学技術の発達により急速に失われつつありますが、個人が全く無力というわけではなく、特に法的権利をよく知り、この手の技術に興味を持つことは重要な保護となります。

トルコを含む多くの国では、個人情報の保護に関する規制があります。個人情報保護法をよく学び、日常生活で活用することが必要です。

特に、「ブルグルの割引」の見返りに祖母の旧姓を聞いてきたり、「携帯電話にコードが送られてくるので教えてください」などと言いながら、そのコードが何に使われるのか説明していない事業者には注意した方がよいでしょう。

また、モバイル機器や使用するパソコンなどのツールとしてインストールされるアプリケーションは、「プライバシーオプション」を「初期設定」のままにせず、一つ一つ手動で設定することも重要な保護となります。

モバイル端末で何を共有し、どのアプリケーションが何にアクセスできるかを決めるのは、利用者自身です。この場合も、モバイル端末のカメラ、マイク、位置情報機能を、どのアプリケーションから、どのような状況でアクセスできるかを設定することで、プライバシーを高めることができますと、この記事は述べています。



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