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ナチズム ― タブー視される理由

ブラックシャツと呼ばれたナチ党員の大会

2023年6月18日 ― ナチズムは一般的に「国家社会主義」または「ヒトラー主義」という単語で表現される1933年から1945年までのヨーロッパにおけるアドルフ・ヒトラーとナチス党に関連した極右の全体主義的政治観念とその実践形態として知られていますが、この言葉は最近のニュースでしばしば登場しますので、このイデオロギーがなぜ世間でタブー視されているのか、その理由をあえて以下に述べてみたいと思います。

ナチズムの歴史的起源は、同大陸の知的資本の中で流行していたヨーロッパ人の政治的気風の、ヨアヒム・フェストが当時「アイデアのスクラップ」と呼んださまざまな要素の中に見出すことができ、歴史家のマルティン・ブロザット氏は自分の著書、『ヒトラーとワイマール共和国の崩壊』の中で次のように指摘しています。

これらは、反セム族(反ユダヤ)主義、血と地のイデオロギー、君主民族の観念、そして東方での領土獲得と入植の毒々しい思想でした。

この反知性的で政治的半文盲イデオロギーは結束力を欠くものの、大衆文化の産物として信者に感情的な愛着を許し、大衆に政治的神話に基づく容易に受け入れやすい世界観を提供するようになった結果、反現代主義、反人道主義、そして疑似宗教を精力的に打ち出した大衆受けの良い国家主義に組み込まれたと説明しています。

係争領土同民族編入主義と拡張主義の両方を含むドイツの国家主義を特徴とするナチズムは、他のすべての人種よりも優れていたアーリア人の君主種族の存在に対する信念に基づいた人種理論を持っていました。

さらにナチスは、アーリア人種とそれ以外の人種との間の人種的対立の存在を強調し、特にユダヤ人は、複数の社会に入り込んだ混血人種であり、アーリア人種に対する搾取と抑圧に責任があると見なし、さらにスラブ人を亜人間としても分類しました。

ヴォルフガング・ビアラス氏は後に、ナチスの道徳観は、社会工学の姿勢で絶対的な美徳への無条件の服従を要求し、常識的な直感を美徳と命令の概念的な目録で置き換えていることから、手続き型美徳倫理学の一形態として説明できると論じています。

ナチスが理想とする人間像は、人種を意識し、ドイツ民族の目的のために行動を起こすと同時に、自分が正しいことをしていると確信して道徳的に行動する思想的に熱心な戦士であることでした。

ナチスはまた、個々はそれぞれの人種的な仲間意識の枠組み内でのみ自己の能力や個性を開発することができ、道徳的な配慮を受けるに値するかどうかはその人が属している人種によって決まると考えました。

そうした思想は後に、キリスト教の自己犠牲の概念は、これを劣っているとみなされる人々に対する自己主張の発想に取って代わられることになりました。

自然淘汰と生存のための奮闘は、ナチスによって最も神聖な法則であると宣言され、劣者とみなされた民族や個人は、優者とみなされた民族なしでは生存できないが、そうすることによって上位に負担をかけることになると説きました。

自然淘汰は弱者より強者に味方すると考えられており、ナチスは弱者を保護することは自然の摂理を妨げると考えたのです。

そして、自己主張ができない者は滅びる運命にあり、自力で生き残れる者にのみ生存権を授けられたと考察しました。

こうした考えは、冒頭で述べたように伝統的で生産的な常識路線から逸脱したこの極端なイデオロギーのために、ナチズムの内訳をタブー視すべくそれを「国家社会主義」または「ヒトラー主義」という単語で置換されている理由の一つかもしれません。

このようなナチズムつまり、偏見と狭量な知識とに基づいて構築された極右主義の実践が、人間の性である不完全さの要素を無視したそのイデオロギーのために、いかに危険で破壊的なものであるかを示しているその歴史が今、不穏な将来の世界平和のために、この路線を封鎖すべき理由を私たちに訴えているのではないでしょうか。



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